薬剤による副反応
日本でも本格的に新型コロナウィルスのワクチン接種が始まりましたが、その副反応も気になるところです。薬局で処方されてる薬には、副作用があることは皆さん承知していると思います。その副作用についは薬剤師に聞いたり注意書を読めば分かりますから、納得した上での服用になります。薬(クスリ)は、逆から読むと‘リスク’になります。それだけリスク(副作用)を伴うということです。このことから、薬に限らず新型コロナウイルスのワクチンを打って副作用(副反応)が出ても不思議ではありません。報告されている中には、倦怠感や発熱、嘔吐、そしてアナフィラキシー反応が出る人もいます。
私は30歳代まで薬の服用については、あまり抵抗感がありませんでした。しかし、ある切っ掛けで私は薬の服用を止めました。その決定的な理由とは。私の出身地が富山で配置薬業が盛んで、実母は体調を崩すたびに家に置かれた薬箱から取り出して頭痛薬など服用している姿をよく目にしました。衝撃だったのは、25年ほど前に他界した母の骨拾いの時でした。骨はボロボロで辛うじて骨盤が形として残っているくらいで、その骨盤には黄色い粉が付着していたのです。これは薬だと、すぐに理解できました。薬は体外に排泄されることなく骨に付着するという事実、これには驚きました。この時点から、薬の服用は止めたのです。
昔から「毒をもって毒を制す」という諺がありますが、薬には本質的に二面性があります。私は、痛みがあったり高熱が続いたりして辛い時の一時的な薬の服用はかまわないと思います。ただ、長期間の服用については賛成できません。今までに、7~8種類の薬を飲み続けている人を何人か見てきました。その人たちは同じように、お腹の中がかき乱される様で、いつも不安になりイライラして落ち着けないと言われていました。その数年後には、皆さん亡くなられました。一種類の服用では問題がなくても、数種類の薬を同時に服用するとお腹で化学反応が起こるのだと思います。その時に副作用が起こるのでしょう。
「人が薬を飲む、薬が薬を飲む、そして薬が人を飲む」、この「人と薬」の構図を忘れてはなりません。