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少しの気配り

‘おもてなし’ については国により多少の認識に違いがあっても、                                   人間関係に欠くことはできないでしょう。                                         今回は、三成という男を見いだした秀吉の逸話からです。                                                                                         

どんな才能も、とくに近代以前の社会であればなおのこと、
良い目利きによって見いだされない限り、市井の中に埋もれてしまいます。
秀吉が二杯目の茶を所望したとき、秀吉の心の中には三成を試すという
気持ちはなかったのでは。
「もう少し飲みたい」という単純な思いしかなかったに違いありません。
しかし、二杯目の茶が一杯目の茶よりも少し熱く、少なめの量だったことに感心し
三成を試そうとして三杯目の茶を所望しました。
三成の機転に気づく秀吉がいたからこそ、この逸話は成り立ちます。

自分のできる範囲で気配りや機智を加えれば、それは自分の仕事、
自分だからこそできる仕事に繋がるのです。

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